本を出版します!


ご無沙汰してしまいました。
今度は何が忙しかったのかというと・・・


よいお知らせです♪
私が翻訳した本が出版されることになったのです♪


以前翻訳を引き受けたときは、こんなオオゴトになるとは思ってなかったのですが、
そしてその翻訳のことすら忘れつつあった頃、
急に
「3月中に本にしましょう」という話が舞い込んできたんです。
「ぃやーっん」て嬉しいやら、
「そんな短期間でできるの?」ってびっくりやら、
でもとにかく本作りに1から関わらせてもらいました。


いざ本になるとなったら、
以前翻訳したものを読み直して、手直しを入れたり(以前手抜きをしたというわけでは全くありません。)、
校正チェック、ページレイアウト等、とにかく本になるまでの作業を全てやりました。
ようやく全てが終わり、今は出来上がった本が手元に届くのを待っている状態なのですが、
あの期間は四六時中、本のことばかり考えていました。
他の事をしていても急に「あ、あの部分このフレーズに変えたい」とか、
夜寝ているときも夢に出てきたりとか、
夜中に目が覚めたりとか、
ちょっと興奮しすぎよ私!っと何度も自分に語りかけました。
でもとても楽しかったです。
本ができるまでの過程で、何度も何度も小さな意思決定を求められるのですが、
その決定を下す度に本への愛着が沸いていきます。
毎度手前味噌で恐縮ですが、今では本がかわいくてかわいくて仕方なくて、
手元に届くのが待ちきれないです。


こんな機会が頂けた事に、心から感謝です。
そしてコレが、その本です↓

以下、本の内容紹介です。
ご意見ご感想等ありましたら、お待ちしております。


2011年3月11日、日本は未曾有の災害に見舞われました。
ほとんどの国が日本を危険区域と宣言し、日本に住む外国人は一刻も早く日本を脱出しようと試みました。


そんな中、命をかけて日本に残ることを決意し、日本人と共に復興のために全力を尽くしたスリランカ人がいました。
そして、余震が毎日のように続き、原子力発電所放射能漏れが騒がれていたその渦中に、危険を省みずに来日し、被災地を訪れたスリランカ人ジャーナリストがいました。それがこの本の著者、サマン・アタウダヘッティ氏です。


本書『がんばろう日本』は、サマン氏が外国人の目で見た東関東大震災、そして、サマン氏が被災者の方々と直接対話して感じた日本人の心をスリランカ国民に伝えた記事です。それをそのまま日本語に翻訳した本書は、私たち日本人読者に新鮮な気付きを与えてくれ、視野を広げてくれることと思います。


震災以来、日本ではあらゆるメディアが震災を伝えました。


しかし、本書には日本のメディアが伝えない震災を見ることができます。それはこの記事が日本のメディアとは違う視点、すなわち外国人の視点から見たものだからです。


情報があふれる社会で、私たちは全てを知っているような気になってしまいがちですが、本書は私たちが知らなかった事実を教えてくれるはずです。そして、今私たちが享受している日常は、いつもその影に知らないだれかのサポートがあるのだということに気付かせてくれます。