ぞうさん


象はとても頭のよい動物です。
ふーん。と思うでしょ?!

日本人的には、
頭の良い動物って言われたら、
イルカ

チンパンジー

なんかのほうがピンと来ると思うんですよ。


現に、私の来世の夢はイルカになることですし。


しかし、この国では象の頭の良さがハイライトされていて、
象さん、本当に頭がいいんです。


英語では、
An elephant never forgetsという言葉もあるくらいで、
特に記憶力のよさがウリのようです。


その昔、
象は現代の自動車のようなもので、
家に象を飼っていることはお金持ちの象徴だったようです。
裕福な家は2頭・3頭飼っていて、
現代の犬のように
おしゃれな服を着せて、
朝晩散歩させたとか。


そして、驚くべきことに象には階級意識があって、
階級の高い象にしたっぱの象のような扱いをすると、
プライドの高い象が怒って、その人は殺されてしまうこともあるそうです。
人間が象の階級を定めているわけではなく、
象の中にそういう意識があるようなのです。
だから、人間は象の階級にあわせて対応を変えないといけないわけです。
アンビリーバボー!!!
インド・スリランカといえばカースト制で有名ですが、
人間だけでなく、象にもそんな階級があるなんて、
この土地・環境の何かがそういう意識をうみだすんでしょうか??




さらには
象は誰かに何かされたら、その恨みを2年間は確実に覚えていることがわかっているそうです。
2年間、ずっとその恨みを持ち続けて、復讐の機会をじっと待つそうです。
当事者が忘れた頃に襲ってくることも。
そして、確実にその人を襲うんだそうです。
誤って違う人を殺してしまった、
とか
勢いでもう1人殺してしまった、
とかはまずないらしいです。




この話を聞いたとき、
なんだか私の象に対する見方が変わりました。
なんというか、
象さんって・・・
いんけん・・・
おおらかそうで意外とねちっこいのね。


頭がいいってことは、いいことばかりじゃないなーっ

なまじ記憶力がいいために忘れられない象さんの不幸を思ってしまいました。
さくっとあほになって忘れてしまったほうが幸せってことあるよね。