国境のない世界へ


私は小学校低学年の時に図書室で読んだ本の影響で、


残念ながら何の本だったかは覚えていないのですが、


国境のない世界になって欲しいなー
という思いをずっと持っています。


みんなが、地球人という国籍。
日本、韓国、中国、インド、イギリス、フランス、アメリカ・・・というのはそれぞれの地方の名称というだけの世界。


私が生きている間に、
そうならなかったとしても、
そういう方向に進んで欲しいなーっと。


その思いが、私の人生に大きく影響してきたと思います。


でも最近思うのは、
そのためには、地球外生物の存在が必要なのではないかということ。


地球のものを意識したとき、はじめて地球に結束心が生まれるのかもしれません。


例えば、学生時代にそんなに仲が良くなかった人でも、
社会人になって同じ組織内でばったり再会したら、
なぜか妙に親近感を覚えて仲間意識が芽生えるように、
仲間意識は比較によって成り立っています。


国内が権力争いで荒れていても、外国から攻撃を受けると国内は結束方向へ向かいます。


よりよそ者に対して、より仲間な存在があるわけです。


ある団体の結束力を強めるために、わざと共通の敵を存在させるという手法があるくらいですからね。


まさに
よりよそ者を作って、
より仲間を感じさせる手法です。


全世界の人が、
肌の色や言葉や宗教の違いを超えて、
お互い同じ地球人という仲間意識を持つためには、
目と鼻と口の数も配置も違って、
爬虫類にも哺乳類にも両生類にも鳥類にも魚類にも分類できないような生物の存在が必要なのかもしれません。


もしそんな地球外生物が現れて、
地球が一気に結束して、
国境のないひとつの世界になったとしたら、
その時私は、
宇宙全体が隔たりなくひとつの世界になって欲しい
と願うのかもしれません。


そうするとこの問題は、
非常にイタチゴッコと言えます。


そう考えると、
私は一体何を求めているのでしょう。