「見た目」で選ばれる人
良い本。
いろいろ学ぶことはあったけど、一番印象に残ったことを一言で言うなら、
「辛くて当たり前なんだ〜。あがくしかないんだ。」っていう戒め。
下記、メモ。
- 合う回数が多いほど好きになる。(好悪の判断はたったの0.5秒。その回数が多いほど安心できる)
- 一目惚れの精度の高さ。あるアメリカの調査では、一目惚れをした相手と結婚した場合の離婚率はそうでない場合に比べて格段に低いという結果。
- 見た目はその人を表す。
- 華:努力で身につくものじゃない。
- 挨拶の大切さ:周りの人は自分を映す鏡(一緒にいるだけで似てしまうから)挨拶ひとつで自分が変わる。そのときの自分という役(こう見えたいという自分)を演じればよい。
- 離見の見:目前心後の心得。(目は前に心は後ろに、自分が見えなくても他人は見えるからね。)
- ミラーリング:一緒にいる人と似てしまう以上、似たい人、尊敬できる人に出会い、そういう人と一緒にいれば向上への近道。
- 「見た目」をよくいつづけるのは苦しいこと。苦しくて当然。その日々を生きてその「見た目」を手に入れられる。
- 人が最も拒絶反応を示すとき=「らしくない」話し方。「らしくしなさい」「ぶるんじゃない」下手は下手なりに一生懸命の方が伝わる。
- 伝えたいことは言葉よりも目で表現。全身で表現。伝えたいオーラを発する。舞台では言語情報は同じでも、別の体験をする。観客の魂を揺さぶって。形式は心に訴えない。
- しんどい時の態度でその人が信じられるかわかる。
- 演劇人=自分がどう見えるかを常に客観的に判断が求められる。
- この本で言うところの「見た目」とは「非言語情報」全般のこと。実際言葉で伝えられることはわずかで、言葉にできないことが多い。
- 見た目を磨くには適度の謙虚さが必要。人が気軽に注意できるような謙虚さ。
- 自分が客観的にどう見えるのかを知るのは大切だが、客観的に知りすぎて自信を失くすのも精神衛生上良くない。
- 「見た目」とは平面の顔じゃない。30年かけて手に入れる、豊かな声と表情。
- 即効性のあるものには本質的なものは少ない。
- 言葉の伝達力は表情によって天と地ほど変わる。
- 感情と表情は伝染する。
- 私を磨くのは他者。他人は自分の鏡だから。(人が離れて孤独になったら自分を磨けない)
- 上手くそになってはいけない。人は時と共にテクニックだけでその場をこなそうとしがち。でもそれじゃ伝わらない。オーラもない。かといって、間違ってるわけじゃないから駄目出しもできない。下手でもひたむきで一生懸命の方が気持ちいいし、成長する。