初雪

1月6日(木曜日)
私の住んでいる地域、バンクーバーの西の方、にこの冬初めての雪が降った。
朝おきたら10センチくらい積もっていて、しょっぱなからきちんと降るなあと関心。
というのは、東京ではたいてい最初の1〜2回は積もらずに終わるから。

実は私、昨夜 Sun Peaksというところから帰ってきたばかり。
そこはスキーやスノボを楽しめる、まだ開拓されて新しいリゾート地。
そこの雪は本当に細かい粒子からなっていて、私がこれまで見てきた雪とは全然違った。
一言で言えば、'粉雪’なのだが、その細かさは片栗粉を連想させるレベルだった。
さらさらとしていて、雪球すら作れない。
沢山の雪を目の前にして、雪だるますら作れない。
そんな雪だった。
気温は初日が−15度、二日目が−20度、三日目が−16度、最終日が−8度だった。
生まれて初めて体験する寒さだったけど、カナダ人の教えに従ってカナダの防寒着に包まったおかげか、意外と大丈夫だった。
外に出た瞬間に鼻の中に何か入っているような違和感を覚えた、鼻毛が凍ったのだ。
カナダの寒い地域に派遣された日本語教師の子から、鼻毛が凍るって話しは聞いたことがあったけど、まさか自分が体験するとは思わなかった。

そんな極寒の中、ホテルには野外プールが用意されていた。
初めは冗談だと思ったが、本当だった。
野外プールと聞くと信じられないが、それは感覚的には水着で入る露天風呂みたいなもので、
[ただつかって疲れを癒す用]と[広くて深い、泳ぐ用]とが用意されていた。
つかる用のほうは暖かいお湯だったけど、泳ぐ用のほうは普通の温水プールなみの水温。
でも外気があまりにも低いため、その水は温かく感じられてくるのだ。
周りは雪、プールサイドはプールから発生される湯気によってカチンカチンに凍っていてかなり危険。
ポールに手を置いて水の中に入ろうとすると手とポールがくっついて離れなくなる。
貴重な体験をしたと思う。

そんな極寒の地から昨夜無事帰還したと思ったら、この地にも雪が降った。
雪が私を追いかけてきたみたいだ。
でもここの雪は東京あたりと同じで、雪だるまが作れる!