つたない日本語でギャグ。


皆様、今日はにわか雨が降りましたね。
傘を持ち合わせていなかった私は、予定までの待ち時間をカフェで過ごすことにしました。


考えることはみんな同じ。
カフェは見事に混雑。
なんとかカウンター席を確保して、いそいそと作業をしていたら、
隣の席に誰か来ました。
スペースに余裕のないカウンターだったので、私は隣に座ろうとする方のために自分の荷物やトレイなどを引き寄せました。


すると・・・


「ダイジョウブ。バショハセマイケド、ワタシ、ココロハ ヒロイデスカラ」


といかにも外国人な発音でたどたどしくギャグが飛んできました。


そのたどたどしく一生懸命にくだらないギャグを放つ様が面白くて、
粋なこと言うなあ…私もその台詞使おう!なんて思っていました。


ところが、
その後
彼はどんどん馴れ馴れしくなっていきました。


最初は、
「すみません。これ、なんとよみますか?」
と始まって、
そのくらいお安い御用と教えてあげたら、
「表参道いくにはどのでんしゃにのればいいか」
と続き、
銀座線に乗るんだよといったら、
「イギリスからでてきてまだ2しゅうかんだから山手線しかしらない」
とのたまい、
「あなたやさしい、ありがとう、わたしラッキーです。わたしはえいごのせんせいです。」
と雲行きが怪しくなっていきました。
「にほんにはりょこうできました。3かげついます。」
と言ってたくせに、
「にほんでおおきいかいしゃでおしえていて、とてもいいしごとです。」
と言ったりして、
「え?3か月だけの仕事なの?イギリスでも英語の先生なの?」
って聞いたら、
「イギリスではフィンランド語とスウェーデン語と・・・」
ときて、
あやしい。
あんたの話は
おかしい。
だいたいあなたイギリス人に
見えない。
(多少偏見)


そのうちに
「あしたからきょうとにいきます。どんなところがいいですか。どんなたべものがありますか・・・」
と山手線しか知らないと言ったくせに、私に京都旅行のアドバイスを求めてくる始末。
この辺まで来ると、さすがにナイスな私も居心地が悪くなってきて席を立ちました。


みなさん、注意してください。
これは新しい手口です。
たどたどしい日本語で一生懸命にギャグを言うことで、
無実でけなげな印象をアピール、
警戒心をゆるめたところで一気に
「あなたいいひと。わたしが英語おしえてあげる」
的なアプローチで、
うぶで
気の優しい
Noと言えない日本人の女の子
に近づこうとする手法です。
英語のネイティブなら私が信用できる人を紹介しますから、
こういう人に引っかからないでね〜。