一時帰国物語【上】〜愛知万博編〜

あっという間の一時帰国しちゃいました。

きっかけは、カナダの友人が「愛知万博見たい!連れてって!!」といったこと。
私もかねがねずうっと行きたかったし、話しはすんなりとまとまり、
「日本に行くのに実家に顔出さないわけにはいかない」ってことにもなり、
愛知万博2日間」「東京滞在3日間」という旅が決行されたのでした。
tojapan.jpg

日本に旅行なんて変な感じでなかなか実感がわきませんでした。
エアーカナダに乗り込んだその瞬間事件勃発。
「この便は中部国際空港行きです。」
私たちはずっと名古屋空港へ行くものだと思って計画をたてていたのに。
チケットをブックしてくれた友人曰く、インターネットには名古屋空港のコードが表記されていたとのこと。
でも何を隠そう行き先は日本だもの!心配ない心配ない♪とすぐに開き直ったのでした。
arrival.jpg
空港について見ると、何もかもが私にとって死ぬほど簡単でした。
全部わかる!!
そして日本の空気が含む水分の多さに危うく倒れそうでした。
バンクーバーはすごくドライなのです。
bustokariya.jpg
ホテルまで難なく到着。チェックインしようとしたら私の日本語変でした。
どうやら、公の場で話す丁寧語って奴に支障がでていて、丁寧語って難しいんだあ!って認識を改めました。
その後三時間程変な日本語を話していましたが、不思議不思議…
三時間もたつと頭の中がすっかり日本語。
早すぎるー。速すぎるー。
ショックに打ちひしがれながらもその夜、同ホテルで妹と再会。
話しは尽きず、テンションは荒波のごとくノンストップでどこまでもあがっていったのでした。
naotoaya.jpg
izakaya_kariya.jpg

さて愛知万博
非常に良かった。非常に混んでた。
しかしどなた様も行くべきですよ。
ただし、広くて広くて、混みすぎなので、かなり疲れることを覚悟してください。
私は頑張りました。満喫しました。
でも2日間なんかじゃあ、とても見切れませんよ。
偶然お昼をともにした地元のおばちゃん曰く、
彼女は会場のすぐ近くに住んでいるのでフリーパスを購入していて、もう14回も来場しているそうですが、まだまだ見切れていないとのことです。
helloexpo.jpg
私の一番の来場目的は…
カナダの新聞で読んで、見たい見たいと思っていたロボットたち。
でも新聞にかかれていた程は賢くありませんでした。
四ヶ国語を話せるという、可愛いお顔の受付ロボットは
私の友人の質問「好きな野球チームは?」「好きなサッカーチームは?」という両質問に対し
「私はうどんヌードルが好きです。」と答えました。
therobot.jpg
日立とトヨタのパビリオンは込みすぎてて、ベストを尽くしましたが入れませんでした。
他でも十分楽しめるからいいもんねー。

国のパビリオンを最初に集中的に回りました。
国の特徴がよくでていたと思います。
一押しはUSAパビリオン
シンプルにわかりやすくまとまっていて、演出も効果的で、ドカント心に響きました。
Benjamin Franklinというアメリカの100ドル札の人について紹介した作品の上映がメインでしたが、
彼に強い敬意と好意を抱かずにはいられない仕上がりとなっていました。
本当によかった。

次に良かったのは 日本ブースですね。
かなり興味深いことを取り扱っていて、さすがーと心底思いました。
日本を会場にしてるからには、日本はいいホストでありたいですもんね。
私の友人は日本ブースが一番良かったと言っていましたが、
私的には、なんだか構成がイマイチ…と思いました。それぞれの内容はいいのですが、感動させた直後に突然終わってしまったり、なんだか欲張って盛りだくさんにしすぎたのかなっていう感じがしました。

インドのパビリオンも良かったですね。
展示だけのブースなのですが、充実した内容となっておりました。

カナダのパビリオンにも行きましたよ。
妹から、カナダはあまりいただけないと聞いていたのですが、
友人は行かねばならないと強い義務感を抱いておりました。
私も行かねばならない気分だったので、カナダパビリオン前に参列。
すると、一人のカナダ人が話しかけてきました。
どっからきたの?ときかれ私はずうずうしくもカナダと答えました。
するとどうでしょう!!!!!!
裏口から中に通され、なにやかにやと特別待遇を受けました。
ラッキー。
でも、やっぱり内容はイマイチでした。
一言で言うと「奇妙」。
お金は使ってる感じだし、細部にも技巧を凝らしてるし、映像もきれいで迫力あるんだけど、基本的に意味不明なのです。
友人と「これはフランス系の芸術って感じだね」と結論づけました。
canadapavilion.jpg

中国パビリオンではお人形のような中国娘さんたちによる伝統的な楽器の演奏が披露されました。
ずっと笑顔で、終始変化のない彼女達は本当にお人形さんのようでした。
彼女達の演奏技術もたいしたもので(まあ当然ではありますが)感心いたしました。
しかし、もっといい楽曲はなかったのか。もっと心に響く曲あるんじゃない?
正直大変退屈でした。
china.jpg

africa.jpg

thai.jpg

続いて企業ブースにアタック!
JR超伝導リニア!感動しました。(単純?)
速度がついてきたら車輪が内側にウィーンと引っ込んで、
地上から10センチだか15センチだか浮いた状態で走行し、
停止時には速度を落とすためにいろんなところが開いたりする。
飛行機みたい!!
全部の新幹線がこれにかわってくれたらいいなあ。
東京−大阪間 1時間になるんですよ。
もうだれも東京−大阪間の飛行機使わないね。飛行機乗るときは早めに空港入りしなくちゃいけなかったり、チョット大変だもの。

企業ブース全体の感想としては、すごいお金かけてるなあと思いました。
やっぱりすごかったです。
robots.jpg
自動車協会だか組合だかがやっている大観覧車も素敵でした。
bigwheel.jpg
次回は是非是非、トヨタ・日立にも行きたいです。

友人はずーっと「モリゾーとキッコロに会いたい」「写真とりたい」といっていたのですが、お天気が雨だったこともタブン関係して、
彼らは出没しませんでした。
だからせめてもと人形と一緒に写真とりました。
morizokiccoro.jpg


2日間の万博を終えた次の朝8時20分、名古屋駅からいざ東京へとバスの旅に出たのでした。
ゆったり大きめ座席のバス3500円。
このバスの中でのことはなにも覚えていません。寝ていました。
でもたしかにゆったりしていました。

〜後編に続く〜