カフェイン

カフェインなんて信じてなかった。
カフェインの力を信じてなかった。
だっていくらがぶがぶ飲んでも、即寝・爆睡可能。
目を覚ましたくても、ちっともさめないし。
私にとって、ただおいしいだけの飲み物だった。

でもここに来て私、寝る前にカフェインを飲むと寝られない可愛さを身に付けた。
なんて健全な感覚!
人間らしくなった感じ!!

こっちにきて驚いたことのひとつが、みんなのカフェインにたいする感覚だった。
私のステイしてるおうちには
全種類のティーパックそれぞれにカフェイン入りとカフェイン無しの2種類がある。
夕方以降は、みんなカフェイン無ししか飲まない。
夕方以降私がお茶を入れようとすると、彼らは「それカフェイン無し?!」って確認する。

学校の先生達とアフタースクールになにか食べに行っても、みんなコーヒーとかのまない。
「夜寝られなくなっちゃうから・・・」とかっていう。
はじめは信じられなかった。

先生達と中華料理を食べにいったときに、中国茶がでてきたことがあった。
おいしいお茶だったから、私は沢山のんだ。
そんなに遅い時間でもなかったから他の先生達も結構飲んでた。
そしたら次の日、一人の先生が、
「昨日寝られなかった〜。あのお茶のみ過ぎちゃった。」ってなげいてた。
飲みすぎたって言っても、その先生は2杯しか飲んでない。
私は6杯くらいのんだけど、夜には飲んだことすら忘れてたし、熟睡できた。
だって夕方5時くらいだよ。
しかもその夜は文化際みたいなのをやったから、みんな疲れたはず。

なんて繊細な人たちなんだろう!って思ってた。

そしたら・・・そんな環境に包まれてたら、
最近私もカフェインを感じられるようになってきた。
この前「なんか眠れないなー」って思って、「そういえばディナーの後にコーヒー飲んだ!!」って気づいて、ベッドの中で一人で自分の変化を喜ばしく思ってニヤニヤしてたらいつのまにか寝てた。

考えてみれば私、日本にいるときより格段にカフェインの摂取量がへってる。
これからはこの繊細さを持ち合わせて生きていきたい。